Der Glockenbaum

独逸在住日本人の日々想ふこと。

今年もこの季節になりました

今日は朝から雨のミュンヘンです。

気温も20℃前後の昨日とは打って変わり10~15℃と低いようで、もう冬はすぐそこと言った感じです。

実際来週の10月25日(土)から26日(日)にかけて、現在の夏時間から冬時間に変更になります。

26日(日)の夜中3時になると1時間逆戻りし2時になるのです!

実際の時間から1時間戻るということは、即ち1時間長く眠れるということです笑

そう、冬時間への変更の日は年に一度だけ時間が逆戻りする日なのです。

何か不思議な感覚ですよね。

でも、この日に1時間長く眠れる分、冬時間から夏時間に戻るときは1時間進むことになります。

つまり、1時間睡眠時間が短縮されるということです…。

まあ、だから1時間早めに寝ればいいだけのことなんですけどね笑

でも、これを言い訳に遅刻してくる人が毎年必ず世の中にはいるのが常。

なのでしっかり覚えておきましょう!

夏時間冬時間 = 夜中に時間が1時間逆戻り
例: (電波時計ではない)目覚まし時計を朝6時にセットして、起きたら朝の5時

冬時間夏時間 = 夜中に時間が1時間進む
例: (電波時計ではない)目覚まし時計を朝6時にセットして、起きたら朝の7時

 

ちなみにこの夏時間・冬時間のサマータイム制度、世界で一番初めに導入したのがここドイツだそうです。

18世紀ベンジャミン・フランクリンが提唱したとされるが、これは時計の針を動かすことなく市民の早寝早起きを推奨したのみであり、フランクリンの時代にはどちらも実現しなかった。現在の方式のサマータイムを提唱したのはイギリス建築業者であったウィリアム・ウィレット英語版である。実際に採用されたのは第一次世界大戦中のドイツ1916年4月30日から10月1日まで、同じくイギリスが1916年5月21日から10月1日まで採用したのが始まりである。

出典: 夏時間 - Wikipedia

欧州では第一次世界大戦時に、米国では第二次世界大戦中に導入されたということを考えるとやはり軍需品の生産性を考えてということなのでしょうか。その名残が今でも残っているということなんですね。

これから冬時間になると一気に冬が到来します。

朝は8時を過ぎてようやく明るくなり始め、夕方は4時半頃からもう暗くなり始めるという具合です。

そう、朝の出勤の時も暗く、帰りの時も暗いという有り様。

サマータイム制度があってこんな感じですからなかったらもっと暗くなる時間は早いということになりますね。

その上、ドイツの冬は寒く長いのです…。

ドイツの場合、アルプス山脈の影響で北ドイツよりも南ドイツの方が往々にして寒いです。

ミュンヘンですら寒い時は-20℃前後に至ることもあります。

最高気温が氷点下ということもよくあります。

本当、あまりに暗くて、寒くて、長いのでなんだか鬱になりそうです。

実際、冬になるとドイツではうつ病患者が増加傾向になるのだとか…。

季節性うつ病(SAD)と呼ばれるものですね。

そんな時は、早寝早起きの習慣はもちろん、軽めの運動や長い入浴などが効果的と言われています。

その他に日本人ならやっぱり…

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そう!鍋です!

冬の風物詩と言えば鍋でしょう。

特にドイツのような高緯度にある国々は日照時間の減少で太陽の光を浴びる機会が著しく下がり、体内で生成されるビタミンDの生成量が著しく減るため、魚介類やしいたけなどのきのこ類を使った料理などは効果的だそうです。

でもドイツってなかなか魚介類が手に入らないですよね。

そんな時はドイツでも比較的入手しやすいScholle(カレイの一種)やMakrele(鯖)などを鍋に利用してみるのもいいかもしれません。

それからきのこ。

ドイツでは特に秋になると様々な種類のきのこが市場に出回ります。しいたけやエリンギなど日本でも定番のものもあれば、見たこともないようなきのこまで。

一度、購入して試してみるのもいいかもしれません。

寒い冬ですが大勢で賑やかに美味しい鍋を囲めば自然と会話も弾み楽しい時間を過ごせるもの。

その時の人との会話や笑いもストレスを和らげると言います。

ちなみに我が家でも先週、私たち夫婦を入れて総勢8名で鍋パーティーをしました。

既に10月に入り3回、我が家では鍋が夕飯の食卓を飾っています笑

暗く、寒く、長いと三拍子そろったドイツの冬ですが、鍋で心身ともに温まって健康に乗り切りましょう!

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