Der Glockenbaum

独逸在住日本人の日々想ふこと。

ミュンヘンのカフェ業界に新風をまきおこす ハイセンスロースターカフェ MAN VERSUS MACHINE

前回に引き続き、カフェネタです。

本当であれば今回のカフェは誰にも教えたくない自分だけの穴場カフェにしたいのですが、Der Glockenbaumの読者の皆さんには是非知っていただきたいカフェでもありますので紹介したいと思います。

それに今回の取材に際してお店の人からも「もっと色々な人にこのカフェを知ってほしい」という意向を伺っていたのでこのカフェのためにも尚更です。

まだ私が見つけてから、そしてオープンからもそう時間の経っていないカフェです。

そのハイセンスな雰囲気と自家焙煎にこだわった美味なコーヒーが即気に入り、初めて訪れた時から家用に豆まで購入してきました。

その他にも日本から輸入したお茶なども販売していたりと日本人としてはどこか親近感を感じます。

そのカフェの名前はMAN VERSUS MACHINE、つまり人間 vs マシーン

サードウェーブコーヒーの流れをくむカフェで、日本式のハンドドリップやエアロプレスを用いた「人間」によるコーヒー VS エスプレッソを主とする「マシーン」によるコーヒーというのがコンセプトになっているようです。

なんともユニークです。

 

MAN VERSUS MACHINE
Müllerstr. 23, 80469 München
営業時間: 月~金 8:00~18:00  土 8:00~19:00 (オフィシャルページに表記なし。こちらを参照。他説あり。)
電話番号: +49 (0)8980046681
Twitter: @MvsMcoffee
Instagram: manversusmachine

 

www.youtube.com - DER GLOCKENBAUM
店内とコーヒーの雰囲気が伝わるようスマートフォンで撮影したビデオを作成してみました。

 

http://munichinside.de/wp-content/uploads/2015/01/beitragsbild.png
出典: Man versus Machine | munichinside

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去年2014年9月にオープンしたばかりだという同店。

店内はハイセンスなインテリアで飾られています。

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こちらはこのロースターオリジナルの豆。

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焙煎したばかりの煎りたてを売ってくれます。

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ワニがこの店のロゴマークのようで、よく見るとワニの歯に店名が。

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オリジナルのロゴ入りカップも販売されています。
「欲しいなー」と思いつつも今回は豆のみの購入にしました。
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可愛らしい店員さんが豆の他にこんなのも紹介してくれました。
日本から輸入した緑茶も販売しているそうです。
Darling Darjeelingを挟んで隣り合うSimple SenchaSuper Sencha
確か、Simple Senchaは宮崎県産、Super Senchaは三重県産だそう笑
その前にDarling Darjeelingも愉快なネーミングですが…。
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カフェ内にあるこの焙煎機周辺が数メートルが焙煎所。
焙煎所を兼ねたカフェとはコーヒー好きにとってはたまりません。
日中に訪れると煎りたてのコーヒーの香りに包まれます。
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ようやくミュンヘンでもHARIOのコーヒーグッツを購入できるお店を発見!
HARIOとは東京都に本社を構える日本の耐熱ガラスメーカーでコーヒー関連のグッツを多く製造しており、最近は北欧を中心にヨーロッパでもカフェや雑貨屋などでそのセンスと使い勝手の良い商品をよく見かけるようになりました。
確かオランダに倉庫がありそこから出荷しているのだとか。
コーヒー好きなら誰もが知る老舗メーカーです。
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この写真の中央に見えるHARIOのBuonoのようなドリップポットはエスプレッソが主流のヨーロッパではほとんど目にしませんが、以前ノルウェーを訪れた際に日本の喫茶店のようにハンドドリップでコーヒーを淹れるお店の多さに驚き使われている器具を見たところほとんどがHARIO製でした。

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もちろんこのMAN VERSUS MACHINEでもHARIO製のポット等が使われています。

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このサイフォンもHARIO製。

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こちらはエアロプレスで淹れたコーヒー。HARIOのポットでサーブしてくれます。
エアロプレスとは空気の圧を利用して淹れるコーヒーメーカーのことで、ヨーロッパでは北欧のカフェなどでよく見かけました。
主にサードウェーブコーヒーの流れをくむカフェで多く使用されています。
様々なコーヒー器具が並び見ているだけでも楽しめます!
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シンプルでモダンなこの内装。まさに自分好みです。
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美味しいコーヒーの他にもキッシュやブラウニー、ケーキなどもあります。

f:id:life-in-transit:20150319174836j:imageFranzbrötchenにシリアルまであります。
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最近、日本でもブルーボトルコーヒーが上陸して話題となっているサードウェーブコーヒーですが、ブルーボトルは本来日本の喫茶店がモデル。

その日本式の一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れるコーヒーがアメリカでヒットしただけの話であって、どうしてそれが日本に「逆輸入」されただけで大騒ぎして何時間も並んで飲もうとす人々があれほど出ているのか私には理解できません。

きっと新しいもの好きのミーハーがほとんどなのでしょうが、これを機に日本のハンドドリップ文化が日本で再注目されることを願わんばかりです。

と言っても私は断然エスプレッソ派なのですが…。

ただ、洒落た新しいものだからといってその背景も知らずに騒ぐ日本の社会を遠くから見て歯がゆく思うと同時に失笑せずにはいられないのです。

寧ろこのサードウェーブコーヒーの流れがヨーロッパ、特にグルメに疎いドイツ人の間にまで波及してきていることの方が「大騒ぎ」に値すると個人的には思います。

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話が逸れましたがこのロースターMAN VERSUS MACHINEはこうした日本のハンドドリップコーヒー文化を始めとするサードウェーブコーヒーの影響も大きく受けているようです。

オーナーも日本通のようですし、ハンドドリップのスタイルを取り入れたのも不思議ではないですね。

HARIOの製品も扱っているので、これからミュンヘンへ越してこられる方でコーヒー好きの方は、わざわざ日本から割れやすいガラス製品を持ってくるよりもこちらでHARIOの製品を購入されたほうが良いかもしれませんね。

ミュンヘンにお越しの際はぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

特にコーヒー好きの方には絶対オススメです。

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その他、現地のメディアにも取り上げられていますので良かったらこちらもどうぞ。

Man versus Machine | munichinside

MAN VERSUS MACHINE. Speciality Coffee an der Isar.

Man Versus Machine Coffee Bar – TWO IN A ROW

 

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