Der Glockenbaum

独逸在住日本人の日々想ふこと。

おいしいパンとケーキを堪能できるコンパクトカフェ ALOF

以前の記事「ヨーロッパのコーヒー事情 - 消費量から見えてくるコーヒー好きの国々」にも記したように、私は大のコーヒー好きです。

ヨーロッパのコーヒー事情 - 消費量から見えてくるコーヒー好きの国々 - Der Glockenbaum

そんなわけで、必然的に美味しいコーヒーを常に探求していますし、美味しいコーヒーが飲める・手に入る場所も常に探しまわっています。

そんな中、週末にバドミントンをしたのちに恒例的に行くことになっている「カフェめぐりレイトランチ」を妻と友人とでしていた際、久しぶりに「良いな!」と思うカフェを見つけたのでこちらでご紹介したいと思います!

 

ALOF Bäckerei & Konditorei
Hans-Sachs-Straße 12, 80469 München
営業時間: 月~日 7:00~19:00
電話番号: +49(0)8937955694

 

 
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店内はこじんまりしていて座席数も多くはありませんが、Konditorei(製菓店)も謳っているだけありこの規模のカフェにしてはケーキの種類も多く、焼きたてのパンも食べられます。

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こちらはLaktosefreier Cappuccino(ラクトーゼ(乳糖)フリーのカプチーノ)とチョコレートケーキ。

余談ですが、ドイツではLaktose(ラクトーゼ)即ち「乳糖」の成分を抜いた「乳糖フリー牛乳」を使用したコーヒー飲料が多くのカフェで振る舞われています。

乳糖は通常の牛乳には含まれており、この成分を過剰に摂取すると牛乳を飲んだ際にお腹がゆるくなったり下したりすると言われています。

特に日本人を始めとするアジア人はこの乳糖に対する免疫が弱いと言われます。

小学校や中学校の時に、牛乳を飲めないクラスメイトはいませんでしたか?

彼らの症状も乳糖に起因するアレルギー(乳糖不耐症など)によるためかも知れません。

ドイツでは普通のスーパーでも成分を調整したこの乳糖フリー牛乳が売られています。

この乳糖フリー牛乳、乳糖フリーとは言っても豆乳のように原材料が異なるわけではなく通常の牛乳から乳糖だけを除外した牛乳なので、味も牛乳のままです。

通常の牛乳と比べてなぜか若干甘いのですが、味は牛乳なので豆乳が苦手な人でも気軽に飲むことができアレルギーもでないというのが最大のメリットでしょうか。

そもそも乳糖は人体にとって必要な成分ではないため、過剰摂取を控えたり既にアレルギー症状が出てしまっていてその対策からこれらの牛乳を購入する人々がドイツには多いのです。

ドイツの乳糖フリー商品に関してはまた後日改めて記事にしたいと思います。

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乳糖に対する免疫が弱いとされる日本人ですが、日本ではこうしたアレルギーに対する認識が低いのか残念ながらいまだに乳糖フリーの牛乳というものを目にしたことがありません。あるのでしょうか?

日本に帰国しカフェめぐりをした際、毎回全てのカフェで聞いてみるのですが未だに一軒も「乳糖フリー牛乳」を扱っているお店に出会ったことがありません。

あったとしてもせいぜい豆乳を使ったソイラテなどの商品のみです。

もしそういった牛乳をご存じの方や、それらを使用しているカフェなどの情報が有りましたら教えて頂ければ助かります。

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話が少し逸れましたが、このカフェではパンやケーキの他に自家製のジャムやシロップまでも販売しています。

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このコンパクト感と黒板など内装のおしゃれ感がドイツにしては珍しく、気に入ってしまいました。

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Honigmelonen Sirup(ハニーデューメロン・シロップ)やOlange Ingwer Sirup(オレンジ・ジンジャー・シロップ)、Hibiskusblüte Honig Sirup(ハイビスカスフラワー&ハニー・シロップ)などなど様々なシロップやジャムなどが売られています。

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こちらはこのカフェオリジナルのブランド"Jessas Maria & Josef"のコーヒー豆 1㎏パック。お値段 26EUR。

製造しているのは以前の記事「アクセスも便利!ミュンヘンを代表する高級デリカテッセン ケーファー シュランネンハレ店 Käfer in der Schrannenhalle」でも少し紹介したMünchner Espressoなどを手がけるミュンヘンの珈琲焙煎所emilio KaffeeのOEM商品とのこと。

その為、味とクオリティーは言うことなし!

アクセスも便利!ミュンヘンを代表する高級デリカテッセン ケーファー シュランネンハレ店 Käfer in der Schrannenhalle - Der Glockenbaum

ちなみに、このキリスト教的なネーミングには理由があるそうです。

このALOF Bäckerei & Konditoreiを運営する会社が他にDas Josefという名のレストランを経営しているそうで、そのすぐ隣にあるカフェの名前がDas Maria(別会社?)であったことから聖母マリアとその婚約者ヨセフ(ドイツ語ではヨーゼフ)にかけてこのブランドを作ったのだとか。

初めは修道院かなにかで焙煎されているコーヒーなのかと思いましたが、表示を見たところemilio Kaffeeのマークがあり気になったので聞いてみたところ、意外な理由で思わず笑ってしまいました。

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このカフェの良いところは年中無休で休憩なしで営業しているところ。

いつもバドミントンが終わるのが多くのレストランが昼休憩に入った時間なので、毎回行き先を見つけるのに時間がかかっていたのですが、また一つ気軽に行けるお店を見つけられたのは良い収穫でした。

またパン屋でもあるため朝早くから営業しており、出勤途中に立ち寄るお店としてもいいかもしれません。

朝カフェで焼きたてのパンに舌鼓をうつのも良し、午後のコーヒータイムに美味しいケーキとコーヒーを愉しむも良し。

休日ののんびりした一日や平日の出勤前などに一息つかれてみてはいかがでしょうか。

 

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