メルケルおばさんのど忘れ
先日21日、ドイツ連邦経済技術省が主催し2006年から毎年開催されているITサミットが今年もハンブルクで開催されました。
国主催の催し物とあり2005年からドイツ首相の職に就いているAngela Merkel首相も登場し、基調演説を行ったようですが…。
その演説でのこと。いつも通りの威勢のいいハキハキとした調子で話し始めたMerkel首相でしたが、Herr Timotheus Höttges氏(ドイツテレコム取締役社長)が話した現代における情報技術について一部を引用しようとしたようですが、その際「ネットワーク管理者などのアライアンス組織があることを良いことだ」とし、「3つのF」からなる単語を用いて詳しい説明をしようとしました。
Frequenzen, Förderung…が「3つ目のF」がどうも思い出せない…。
当のHöttges氏に振るも返答なし。
これにはMerkel首相も「本人も分かっていないみたいね…」と一蹴 笑
そこで会場内からどっと笑いが起こります。
その後も「3つ目のF」を思い出そうと試みるMerkel首相。
「とっても簡単な単語だったのよね…」などと言いながら、ブツブツと続けます。
「Forschung(リサーチ)だったかしら。いや違ったわね。」と思い出していた時ようやく…
「Festnetz(固定通信)!」
という単語を思い出し思わず笑みがこぼれます。
それを受けて会場は大拍手で盛り上がります。
Angela Merkel sucht das F-Wort (IT-Gipfel 2014 Hamburg) - YouTube
Kanzlerin Merkel vergisst bei ihrer Rede beim IT-Gipfel das dritte Wort mit F - Videos - DIE WELT
なんともお茶目なMerkel首相にそれを暖かい雰囲気で迎える会場の人々。
日本だったらメディアが面白おかしく取り上げ非難轟々にもなりかねないような話ですが、政治家のこういうことも受け入れられる雰囲気や余裕があるって言うのはどこか牧歌的で人間らしくていいですね。
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